Microsoft、QDK(Azure Quantum Development Kit)v1.0の発表
- Hideki Hayashi
- 2024年1月17日
- 読了時間: 2分
2024年1月12日、Microsoftの公式ブログにて、QKD v1.0が発表された。Azure Quantumは、Microsoft Azureの量子コンピューティングサービスで、今回のQKD v1.0により量子プログラミングが今まで以上に身近になる。
Web用のソースコードエディタとして広く使用されるようになったVSCodeの拡張機能としてインストール・起動することができる。また、Web上の開発環境が提供され、こちらはQKDが最初からバンドルされているため、すぐにでも使えるようになっている。
すぐに使い始めたい場合は、https://vscode.dev/quantum/playground/ からアクセス可能。
v1.0になったことで、公式のブログでは以下の改善点がハイライトとして紹介されている。
フル機能のブラウザ エクスペリエンス
プラットフォーム間でのインストールが大幅に簡素化
最大100倍のパフォーマンス向上
包括的なコード編集の生産性向上機能
量子プログラムを開発および修正するときに新しい洞察を得るデバッガー
強力なリソース推定機能をエディターで直接実行
Azure Quantum サービスとの統合
同社が量子プログラミング用に開発した言語Q#は、自然な表現のための高レベルの抽象化と、より複雑なプログラムの開発、リファクタリング、共同作業に役立つ型付き言語などがサポートされている。
VS codeの補完機能やリファクタリングなどこれまでの言語と同じように使用することができるため、既にVS codeでのプログラミングに慣れている方は、違和感なく開発を進めることができるだろう。さらにPython、およびJupyter Notebookがサポートされている。
詳細は、Microsoftの公式ブログを参照。