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Quantum Research Sciences(QRS)、米空軍初となる量子コンピューティング フェーズIII 契約を締結


量子コンピューティングがより正確な在庫予測を実現。


パーデュー大学関連のソフトウェア会社Quantum Research Sciences(以下QRS)は、米空軍から250万ドル(約3.7億円)、3年間の第3期中小企業技術移転(STTR)契約を獲得し、国防総省が求める運用可能な量産レベルの量子コンピューティング・ソフトウェアを提供することになった。


QRSのCEO、Ethan Krimin氏によると、同社は量子コンピューターを使用して、需要が散発的または稀な部品を含め、最適な在庫レベルを正確に特定しているとして、空軍が最初の顧客となるがソフトウェアの機能により、国防総省全体で活用されることになるという。


ラファイエットに本社を置くQRSは、Purdue Innovatesの顧客企業であり、パデュー量子科学工学研究所の関連企業でもある。パデュー大学理学部のAndreas Jung氏(物理学・天文学)、およびAJ Wildridge氏が博士課程で研究を行うユング研究グループと量子コンピューター・ソフトウェアの共同研究を行っている。


どのような産業であれ、世界の在庫の大半は需要を予測することが容易でないため棚に眠っている。空軍は在庫の多くを予測不可能と考えており、その結果、サプライチェーンにある部品が多すぎたり少なすぎたりする現状だ。


「適切な在庫を持たないことは、産業やサプライヤーの調達プロセスにストレスを与え、過剰在庫は保管、セキュリティ、メンテナンス、盗難、設計の陳腐化に関連するコストがかかる」

と、米空軍第418サプライチェーン管理飛行隊のディレクター、Curtis Mears氏述べている。


Mears氏は続ける。

「米空軍との第3相契約は、この技術に関する3年間の努力の上に築かれたもの。我々は、米空軍フェーズI STTRの下でソフトウェアを設計。そしてフェーズIIでプロトタイプとして開発されました。プロトタイプから実世界での生産へと移行する我々の仕事の集大成は、今回のフェーズIIIで行われます。このプロセスは最初から共同作業であり、空軍とパーデュー大学の支援なしには不可能でした」




 
 
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